カテゴリー:“本”のこと
2008年06月30日
【 ひとりぐらしも5年め -八文字屋-】
-「忙」という字は「心を亡くす」って書くから、忙しい忙しいって
言わないようにしようね-
・・・と話している同僚たちの声が聞こえてきて、思わず 睨んでしまった。
だって私、職場で「忙しい」なんて口にする時間も、楽しいおしゃべりに
参加する時間も無いくらい 忙しく働いているんだもの。
忙しいって口にできる暇のある人は いいよね、と心の中で毒づいて
はっとした。 ああ、私ったら、ほんとうにイヤな奴!
そんな私を ここのところ癒やしてくれていたのが、この本。
ほんわかしたイラストの、エッセイ絵本。
帰宅後の ほんの3分、ぱらぱらとめくるだけで、なんとなく
癒やされるのだ。
たぶん、ひとり暮らしの作者に、“同志”を感じているんだわ。
私も ひとり暮らしを始めて5年目で、共感できるところが いっぱい。
「わかるわかる!」とか「私も!」とか 心の中で相槌を打っていると
昼間 仕事で感じた悔しさや、「おかえりなさい」と言ってくれる人の
いない寂しさも、ちょっとのあいだ忘れられるように思う。
作者の たかぎなおこ さんは、ひとり暮らしを『自由で気まま、だけど
ちょっぴりせつない』と言っている。
私は、そこにもうひとつ 付け加えたい。
『そして、孤独と向き合えない人には ちょっとムズカシイ』 って。
私は、幸か不幸か、‘孤独と向き合うこと’どころか、孤独そのものが
決して嫌いじゃない。
もちろん誰かと一緒にいることも大好きだし楽しいけれど、
孤独とは、‘自分と きっちり向き合うための時間’と定義しているから。
そして今夜も私は ひとり、ひとり暮らしの部屋で、持ち帰ってきた仕事を
している。 今日という日があと1時間で終わってしまうから、せめて
その前に片付けてしまわないと。
ひとりぐらしも5年め。
明日も、良いこと ありますように。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
ひとりぐらしも5年め 980円(税別)
ひとり暮らしを始めて間もない人や
ホームシックにかかり始めた人にも
おすすめの、エッセイ絵本。
2008年04月14日
【 ダーリンは外国人 with BABY -八文字屋-】
“国際結婚はロマンティックでアモーレな世界ばかりではない”
ということをテーマ?に 描かれた『ダーリンは外国人』
『ダーリンは外国人2』、わりと話題になったから
読んだ人も多いのでは ないだろうか。
シリーズ3作目の本編では、トニーとサオリのあいだに
BABYが!
もちろん私、出産経験もないし その予定も ない。
でも 女性として、もしかしたら いつかは 経験するかも
しれない“出産”についての イメージを形づくる 一部には
なったように思う。
それにしても、30歳を過ぎてから むしょうに 子どもが
欲しく思う瞬間の湧き出る頻度が高くなっている気がする。
動物としての、本能なのか。
それとも、ただ寂しいだけなのか。
春になって、よく解らないところに異動して、殺伐とした
毎日を作り笑いで過ごしているから、なのか。
私は、笑いながら読んで「なるほど!」とか「へぇ!」とか
いう感じだったけれど、ママな皆様は、この 『ダーリンは外国人
with Baby 』を、どう読むのかな。
「なつかしい!」とか「ウチもそうだった!」とか 思うのかしら。
いつか私も、「ウチの子を生んだ時はね・・・」 なんて、体験談を
話したりする日が、来るんだろうか。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
ダーリンは外国人 with BABY 1050円
小栗左多里&トニー・ラズロ
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〔 参考 〕
ダーリンは外国人 924円
ダーリンは外国人2 998円
2008年04月09日
【 フレンチトーストの味 -八文字屋書店-】
AERAを毎週 読んでいる。
これまで「朝日新聞社出版本部」から発行されていたのが
今月から分社化された「朝日新聞出版」からの発行と なった。
こういう週刊誌は特に 論調に偏りがあるとか、政治や犯罪を
扱った記事そのものに問題があったりして たびたび批判を
浴びるもので、私の友人なんかは「1種類だけ買うのは
自分の思想・考えそのものに影響が大きすぎて あまりに
不安だから、リスクを分散させるということで 各社から
出ているものをまんべんなく買って読む」ようにしていると
いうが、全部 読みこなす自信がないので、とりあえず
私は、AERA。
表紙から順にめくって読んでいって、買った当日のうちに
1冊まるごと全て読んでしまうのだが、いちばん楽しみに
している記事は、いちばん後ろの『シネマ食堂』の頁だ。
フードスタイリストの飯島奈美さんが 映画に出てくる
メニューを再現し、そのレシピや それにまつわる記事を
書いているのだ。
実際に このレシピを見ながら自分で作ってみることは
しないけれど 作り方や写真を眺めているだけで楽しい。
扱われている映画が、観たことのあるものだと、その
楽しさは倍増。そして、気に入っている映画だったりすると
倍増した楽しさがさらに増える。
今号のテーマは、映画『クレイマー、クレイマー』の
フレンチトーストだ。
この映画、1979年のアメリカ映画なのだけれど、たしか
私が観たのは それから何年も経った小学生か中学生の頃で、
父がレンタル屋で借りてきた ある日曜日の午後。
幼いながらに ラストは号泣で、私の「忘れられない1本」に
なった。その後 大人になってからも 気が向くと借りてきて
観ているが、何度 観ても 心の奥がぐっと何かに掴まれる。
くすっと笑ったり、胸のあたりがあたたかくなったり、そして
ほろっと泣けてしまったり。
この映画の大事なポイントでもあるフレンチトーストは、
何度か作ったことがあるが、美味しいものは まだ作れない。
母に言っても、「たいして美味しくないわよ」と作って
くれなくて、アメリカに旅行した時に、初めて心から美味しく
感じるフレンチトーストに出会った。
その後 日本では なかなか食べる機会にも恵まれなかったが
一昨年、職場の忘年会で松島の全室オーシャンビューが自慢の
ホテルに一泊した折、ビュッフェスタイルの朝食で感動的な
フレンチトーストに出会った。
大きくて ぶ圧い、丸い鉄板で 注文を受けてから1枚ずつ焼かれる
小ぶりのフレンチトースト。前歯を立てた瞬間のかりっとした感じ、
そして次の瞬間に ふんわりと広がる甘い香り。
「次は彼と食べたい!」と思って自宅に着いたのはクリスマスイヴ。
でもその日、彼(元恋人)は、他のひとの部屋に泊まってから
何食わぬ顔で私のところに来たんだっけ。
フレンチトーストは、すごく美味しいけれど ちょっとせつない
ものとして、私の胸に在る。
こんどの週末はDVDを借りて観ようかなと思う。
もちろん、『クレイマー、クレイマー』を。
きっとフレンチトーストを食べたくなると思う。
でも、ほんとうに美味しいものには なかなか このへんでは
出会えないから きっとしばらく お預け。
でも、その渇望感が ちょっと快感なのかもしれない。 (ドMか???)
父と子と母、夫と妻、家族について ちょっと考えたくなる
この 『クレイマー、クレイマー』、まだ観てないという方は、
ぜひ 観てみて。
粗くて ちょっと薄暗い画像とか、若すぎるくらいに若くて細い
ダスティン・ホフマンとか、頬に ‘生活感’が巧く出ている
メリル・ストリープとか、すべてがリアリティあふれる感じで
胸に ぐっと、きます。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
AERA '08.4.14号
360円
・・・気づいたら、『日経WOMAN』の最終頁にも
フレンチトーストのレシピが載っていました。
春はフレンチトーストの季節なのかしら。
日経WOMAN5月号 600円
2008年03月14日
【‘ やっぱりパンが好き ’ -八文字屋-】
『せんだいタウン情報』が『S-style』となって
だいぶスタイリッシュになった。もう その名も定着した頃か。
初めの頃は「ちょっと 頑張ってます感が痛い・・・」と
思っていたのだが、やっぱり新しいお店のことなどを
チェックするには手っ取り早い。
もともと私は あまり好き嫌いがないし、味の良し悪しも
あまり判らないのだが、パンに関しては 最近 (と言っても
ここ2~3年ぐらい)ちょっとだけうるさい。
お気に入りの店を見つけてからはパンに関しての選択肢は
スーパーでありきたりの食パンを買うか、コンビニエンスストで
間に合わせのサンドイッチを買うか、その お気に入りのお店で
大好きなパンを買うか、の3つのみ。
お気に入りのパン屋さんは、駐車場もないくらいに
うんと小さくひっそりと佇んでいるので、あまり他の人に
知られたくないという思いと、こんなに美味しいパン屋さんを
知っているのよ!とばかりに自慢したい気持ちとが混濁して
ちょっと複雑な気分。
今回の『S-style』はパン屋さんが特集されていると
いうことで、もし万が一 そのパン屋さんが載っていたら
どうしよう・・・という思いで立ち読みもせずに購入した。
ゆっくり熟読してページをめくっていったが、私の大好きな
パン屋さんは掲載されていなくて、ほっとする反面、ちょっと
寂しいような 複雑なファン心理。
ふつうのイギリスパン(いわゆる食パン)も、ベーグルも、
調理パン系も サンドイッチ類も めちゃめちゃ美味しくて、
大好きな このパン屋さん。
‘市場’という意味のフランス語が店名で、泉区内にあって、
駐車場はないので 地下鉄の某駅から10分少々 歩いて行かなきゃ
ならない。基本的に水曜日が定休だけど突然 ほかの曜日に
お休みになることも。 小さなお店で、早い時間に売り切れて
しまうので午前中に行かないと心配。
こうして書き連ねていくと けっこう不自由な環境にあることに
気づくけれど、それでも食べたいくらいの美味しいパン。
この 『S-style』、パンが大好きな人には ほんとうに保存版!と
いうくらい 市内のパン屋さんがたくさん載っているので、興味の
ある方は ぜひ読んでみてほしいと思う。 一人じゃなく 皆で
一緒に読んでみると「行ったことある!」とか「行ってみたい!」とか、
きっと盛り上がるはず。
だって皆 結局‘やっぱりパンが好き ’だものね。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
S-style 350円
3月号
今月の特集は ‘やっぱりパンが好き!’
2008年03月12日
【 しあわせの言の葉 -八文字屋-】
先日、宮城県岩出山高等学校の歌集を見せて頂く機会があった。
「よるみちさん、こういうの好きでしょう?」と 知人が 同校から頂いて
持ってきてくれたのだ。
ピンクのような赤紫のような色の無地の表紙に、『岩高短歌』と
銘打ってあったように記憶している。
先日 卒業した3年生を含む 全校生徒と教職員が、1年間かけて
詠んだ短歌がびっしり載っていた。
きちんと製本され、載っている短歌の秀逸さもあって、そのまま
書店で販売しても構わないくらいのクォリティの高さ。
4月から 毎月「お題」を決めて 全校生徒が詠んだ短歌は
きっと膨大な数だったろうと予想され、それを一首 一首 丁寧に
根気強く指導された先生方の熱意や愛情を思うと 頭が下がる。
しかし それ以上に、高校生のもつ みずみずしい感性には、
嫉妬さえ覚えてしまったほどで、時間がない時だったので
斜め読みしようと思ったのに、一首 一首、ひとこと ひとことが
心地よい刺激をくれて、涙が溢れそうになった。。
その みずみずしい感性は、彼らが今まさに いきいきと生きて
いるからこそ なのだろう。
いきいきと生きている人の発する言葉は、短歌に限らず 人の胸に
しっかりと刻み込まれ、その胸で しっかりと生きて 作用するのだと
私は思う。
時間の上にわれわれはすべて平等 住井すゑ

『しあわせの言の葉』で、著者 山下景子氏は 多くの先人の名言を挙げている。
そう、時間という概念のなか、私たちは皆 平等で、みずみずしい感性をもつ
高校生と、仕事や生き方に悩む31歳の私は、今 ここで同じ時代、同じ1日、
同じ1時間、同じ1分、同じ1秒を
生きている。
その感じ方や 生かし方は心の持ちようによって異なるわけで、私と同じ年齢であっても もっと年齢が上であっても
きっと 高校生のようにみずみずしい
感性を持っていきいきと生きている人はいるのだ。
春、植物が芽吹き 動物も目を覚ます季節が やって来た。
もういちど、自分の毎日を振り返って、4月からの毎日が
いきいきと生きる新年度でありたいと思う。
そして その準備を丁寧に しっかりと行いたいと思う。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》5階
しあわせの言の葉 1260円
山下景子・著
2008年02月21日
【 ソニアのショッピングマニュアル -八文字屋-】
*「本やタウン」で注文して、八文字屋で受け取った
この2冊の本。
眠る前にベッドに入って少しずつ じっくり読んで
いたのだが、仕事のことがどうも気になって、
なかなか寝付けない日が続き、とうとう読み終わって
しまった。 ほんとうは2ヶ月くらいかけて ゆっくり
読むつもりだったのだが。
『ソニアのショッピングマニュアル1新装版』

『ソニアのショッピングマニュアル2』

スタイリストのソニア・パーク氏が 気に入っている
多くのものを写真と文章で紹介している この本は
お買い物大好き!な人なら きっと楽しめるはず。
もちろん、私も ぐいぐい引き込まれるように読んで、
ますます お買い物をしたくなった。
お買い物熱への、影響は大。
でも、それよりもっと大きな影響が及ぼされたのは
‘もの’への愛情についての再確認、かな。
そもそも私は、物欲が強いほうだと思うのだけれど
物欲のベクトルは、その‘もの’の持つ背景や
出来上がるまでのストーリーや、購入に至るまでの
思い出の方を向いているのだ。
これまでも記事にしてきた「アラジンのストーブ」
「アラジンの魔法瓶」「DANSKのマグ」、
「織部の黄うず巻き」や「紺色のミトン」や
「無印のニットのバッグ」「ビタミングリーンの箸」
「SAKURAのタンブラー」・・・
どれもこれも、愛すべきストーリーや思い出を
いっぱい抱えた‘もの’達。
ただただ浪費するようにして‘もの’を買い漁って
いるわけでは ないつもり。
そういう点で、筆者(ソニア・パーク氏)に共感できて
それが このblogへのモチベーションに繋がっている。
この本を読んで、よし これからも ちょっとずつ
ゆっくりでもいいから‘もの’にまつわるストーリーを
丁寧に書いていけたらと思った。
そして そういう‘もの’への強い思いが 形を変えて
仕事にも、日々の生活にも活きてくれれば。
明日から、職場で 上司からのヒアリングが始まる。
上司から内線で小会議室に招ばれて、これまでの
仕事についての評価を直接 聞くのだ。
すごく緊張する。
女川行きの話も、そこで じっくりと相談するつもり。
※下線の引いてある語句をクリックすると関連する記事に
ジャンプします。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
ソニアのショッピングマニュアル1 1800円
新装版
ソニアのショッピングマニュアル2 1800円
*「本やタウン」は、ネットで注文して 店頭で
受け取れるタイプのサイト。
サイト上で注文して宅配してくれるタイプの
書店もあるが、SELVAで受け取ればポイントも
貯まるので、お得な気がする♪
2008年01月20日
【 an・anダイエット特集-八文字屋- 】
この時期、お正月太りに苦しむ日本女性の
ために(?)、書店の店頭にはダイエット特集の
文字が躍る雑誌がたくさん並ぶ。
ブライダルのお仕事も担当する
ようになってからは、ボスの目が厳しく、
会うたびに
「よるみち 痩せろよ」と。
ほかのお仕事だったら、「セクハラよ!」とか「失礼ね!」とか思ったり言ったりするのだけれど、ブライダルのお仕事では これは当然のこと。
だって人生最高の舞台を演出するスタッフが醜い姿でうろうろするべきではないから。
もともと意志薄弱なタイプなのでダイエットも長続きせず、
ボスに「痩せろ」 「ほんとうに努力しているのか?」と 言われても
「ダイエット? してますよ~ 結果が出ないだけですよ~」ぐらいに
返事をしてごまかしていたのだが、のんびり過ごした年末年始で、
とうとうそれも通用しないレベルにまで達してしまった。
そして、年明けのミーティングで会ったボスに名指しで
「絶食しろよ~」と言われてしまったのだ。
仲間や先輩は「たとえ冗談でも ボスの言い方、あれはヒドイよねぇ、
よるみちちゃん平気よ。そんなに変わってないよ」と慰めてくれた。
でも、ボスは決して冗談で言ったわけではないと思った。
口調は明るかったけれど、目は笑ってなかったもの。
そんなわけで、書棚に並んでいたダイエット特集の雑誌は
全て立ち読みした。 そのなかで実際に買ったのはan・an 。
表紙の米倉涼子があまりにキレイで格好良かったから。
今月から始まったドラマに出演している彼女は、私の周りの
男子に やたら好評。
「やばいっすよヨネクラ。マジやばいっす。」と鼻の穴を拡げる
29歳イケメン男子。
「ヨネクラ、綺麗さ磨いたよなぁ」と感心する33歳 普通男子。
2人に、「米倉涼子が表紙だったからan・an買っちゃったよ。
私、ヨネクラ目指そうかなって思って。」と話したら、微妙な
沈黙が流れた。
・・・・・・・・・・
記事を端から端まで丹念に読み、もう 無理なダイエットが
できる年齢でもない気がするので、食事に気をつけつつ
運動もちょっとずつ取り入れて気長に気長にダイエットしようと
心に決めた。
ちなみに女優 米倉涼子サマ、1975年生まれで私の1つ年上だとか。
体型を年齢のせいにするのは もうやめなきゃ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
an・an 350円
1594号
2008年01月12日
【 求ム!アドバイス! -八文字屋-】
これは、ほかの4人のブロガーは もちろん、読んでいる方
皆さんにも ぜひ訊きたいのだけれど・・・
家計簿って、つけていますか???
家計簿をつけてる方、継続できていますか???
どうやって継続しているんですか???
私は 実家を出てから6年半、ひとり暮らしを始めて5年。
これまで きちんと継続して家計簿をつけたことが、ないのだ。
せいぜいカレンダーに家賃や光熱費etc・・・の口座振替金額を
メモする程度。正直なところ それ以外の‘食費’‘交際費’などを、
ちっとも管理できていない
毎年のように「よし!家計簿つけるぞ!継続するぞ!」と誓い
家計簿を買ってくるのだが、続いた ためしがない。
だいたい、給料日が、毎月1日じゃないから、‘1日始まり’の
家計簿を買ったところで、途方に暮れるのがオチなのだ。
そのせいでDSの‘家計簿’も、せっかくソフトを買ったのに
1日半で挫折した。
袋分け式の家計簿を買ったときは、せっかく お金を項目別に
袋分けしたのに、いざ買い物に行って お財布じゃなく封筒から
ごそごそ お金を出すのが何だか素敵じゃなくて プチ挫折。
だったら封筒じゃなくて複数のお財布に分けてお金を持ち歩けば
と思ったが、食費・服飾費・交際費、と いくつものお財布を
バッグに入れて出かけるのが苦痛で、結局 完全挫折した。
じゃぁ次はレシートを貼り付ける方式に!と決意したが、
レシートが だんだん財布の中に貯まってしまい、挫折。しかも
1回でもレシートを貰い忘れたり、お祭りの屋台などレシートの
貰えないところで買い物をしてしまったりすると あとは
どうでもよくなってしまった。
パソコンで家計簿を、と思ったこともあったが、仕事が忙しくなると
疲れて帰宅して メイクを落とすのでさえも面倒なくらいなのに
家計簿のためだけにパソコンを起ち上ることは面倒になった。
また、せっかく やる気を絞り出して、ソフトを開こうとクリックしても
運悪くフリーズしたりしてスムーズなスタートができないことが続き、
やめた。
しかし、今年は “貯金 頑張ろう年”に決めたので、何とかして
自分の収入と支出を きっちり把握したい。
そして無駄を省き、がっちり貯金に励みたい!
そのためには家計簿をつけなければならない。
八文字屋では 風水だの 袋分けだの コンパクトサイズだの、
とにかく いろいろな家計簿が売られている。
開いては閉じ、を繰り返して数十分 悩んだ。
そして、最終的に選んだのは、これ。

“手帳は高橋”でお馴染みのメーカーの『かんたん・かけいぼ』。
風水の豆知識や簡単お料理レシピのようなものは一切 載っていない
もっともシンプルなタイプである。
写真を撮るときに外したオビに‘とにかくかんたん!1日1行!’と
謳ってある この『かんたん・かけいぼ』、いったい何が どのように
簡単なのかは全く解らないが、日付を自分で書き込んで使うタイプ。
自分の給料日を基準に締め日を設定できることが、私が購入を決める
ポイントになった。
さて、今年は どれくらい続くかな。
・・・なんて悠長なことは言っていられないのだ。
どうか皆さん、私にアドバイスを!
どうしたら、飽きずに続けられるでしょうか。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
かんたん・かけいぼ 630円
2007年12月26日
【 クリスマス終了。 -八文字屋-】
昨日でクリスマスも終わり。
今日からは年末年始に向けての日常が始まる。
冒頭で、「昨日で」と書いたのは、クリスマスまでの
1ヶ月間は、まさに街中が‘プレ・クリスマス’という
感じだからである。
今年は、生まれて初めて「ひとりきりのクリスマス」を
経験した。実家にいたときは、家族が一緒に いたし、
実家を出てからは 常に その時の彼氏が一緒だった。
クリスマス前の喧噪が大好きだったし、その日を一人で
過ごす人が この世に大勢 存在するということすら、
想像できないくらい、おめでたい人間だった。
恋人のいない友人たちは 男女ともに異口同音に言う。
「クリスマスだからって、誰かと一緒に過ごさなきゃ
いけないっていう法はないし、一人でも、二人でも、
何も変わらないよ」
・・・確かに、そうなんだけど。
クリスマスは、誰かと一緒に過ごすものだと思い込んで
生きてきたから、どうにも引っかかった 今年のクリスマス。
特に今年は、22日が土曜日、23日が日曜日、24日は
天皇誕生日の振休で休日だったから、世間の浮かれぶりが
刺すように、寂しい身に凍みた。
ちなみに、私は22日はブライダルのお仕事。
23日には一人きりで過ごす初めてのクリスマスを迎える私を
ひどく心配した妹が東京から帰省したので一緒にランチを食べて
夜は実家で食事。
24日のイヴは山の上(丘の上?)の邸宅を借り切っての
クリスマスパーティーを 司会として仕切った。
昼と夜、2回に分けて行われたパーティーは、会費が4万円、
必ずカップル(恋人同士でも夫婦でも可)で参加が条件。
ウェルカムドリンクから始まり、イタリアンとフレンチを融合したような
フルコースのお料理。 略式ではなく、メインに魚と肉の料理が
両方出て、デザートのスウィーツもお皿が2度 出てくるような、
ちゃんとしたものだった。(皆 お腹いっぱいで完食していなかったが)
サックスの生演奏を聞きながらの食事のあとは聖歌隊の歌と、
ハンドベルのコンサート。
ゲームの景品だって、最低単価が2万円!
とんでもなくゴージャスなパーティーだったのだが、昼・夜 合わせて
120組くらいが参加しただろうか。
仕事とは言っても、ドレスアップした幸せそうな二人組を
何組も前にすると、笑顔の仮面の下には惨めさが張りつく。
仕事の後は、近所のスーパーに寄ってお総菜を買い込み、
22時半過ぎに帰宅すると文字通りベッドに転がり込んだ。
疲れきっていて、買ってきたものを口にする余裕すらなかった。
思えば その日は朝 プリンを1つ食べただけで、あとは水しか
飲んでいない。
そして、昨日。 クリスマス当日。
昨日から、私は早めの冬休みだ。
今年は ほとんど休みなく働いたので、これくらい早めに休むのも
OKだろうと思っている。
世間ではクリスマス一色だろうと思ったし、疲れが残っていたから
1日じゅうベッドで過ごした。
ベッドで横になったまま 本を読んで、ベッドで横になったまま
電話に出て、メールを返信した。 このうえない贅沢。
昨日 読んだ本は、これ。


昨年 単行本が発売された時に 雑誌の書評を読んで、ぜひ読みたい!
と思って、単行本を買っていたのだが、読む時間がとれず、たまたま
入ったカフェに置き忘れてしまって、そのままになっていた。
ふらりと立ち寄った八文字屋で、平積みされていた この文庫本の
「20周年記念特別定価500円(税込)」の文字を見た時、
まだ読んでもいないのに置き忘れた単行本の値段が頭をよぎった。
上下2冊合わせて買っても1000円!
値段につられて即買い、だった。
もともと読書は好きだが、それが映像化されるとなると、とたんに
興味が失せる。
文字そのものや行間から溢れ出る魅力が、映像になった瞬間に
音を立ててしぼんでいくのが わかる。
読書好きな人なら、おそらく誰でも そうだろう。
『SAYURI』も、『博士の愛した数式』も、そうだった。
でも、きっとこの作品は、おそらく映像化されたほうが 一般の
人にはウケるんだろうな、というものだった。病院を舞台にした
『白い巨塔』『医龍』が、好視聴率をマークしたように。
もちろん、この『チーム・バチスタ』は、小説として読んでも
充分におもしろかったが。
本についていたオビには「2008年2月9日(土)全国東宝系公開」
と、映画化について 載っていた。 機会があったら、観に行こうか。
そういえば、忙しさがピークに達する直前、麻酔科医の彼と、
改めて仕切り直して、二人で食事をした。
その時に聞いた仕事の様子が、あまりにも この小説の
麻酔科医、氷室貢一郎が上巻で言ったことと 同じだったので、驚いた。
いくつも手術を掛け持ちしたり、当直のあと そのまま勤務だったり。
産婦人科医が減少して、分娩できる施設が激減しているという
ニュースは、よく聞くし、現に母が私を出産した‘仙台社会保険病院’では
産婦人科は開設されているが 今は もう 分娩は扱っていないらしい。
背景には、時間をコントロールすることのできない分娩のために、
確保できる医師がいないことがあるらしい。
一人・二人 そういった医師がいたとしても、その医師に おんぶに抱っこでは
医師自身が破綻してしまう。医師である前に、人としての労働環境を
確保することが困難なのであれば、それも致し方ない。
患者(医療を受ける側)の視点に立てば「そんなこと言わないで何とかして!」
と言いたくなるのだが、医師も労働力であることを考えると、人の命を
助けるために、自分の命を削ることになってしまうというのでは、あまりにも
皮肉である。
都市部と地方との医療サービス格差が よく 問題になるが、こういうことを
すべてクリアにしなければ、何も解決には至らないのだろう。
医師だって、聖人では ない。
人の命を助けることが仕事だからといって、100% 自分の生活を犠牲にしろと
いう権利は、患者である私たちには、ないのだから。
減少しているのは産婦人科医だけでなく、麻酔科医や優秀な外科医も
慢性的な不足傾向にあると、新聞で読んだ。
もちろん、首都圏は その限りでもないようだが。
この作品、医療用語ばかりで初めは戸惑うかもしれないが、
読み進めていくと、組織の光と闇、ヒトの光と闇が うまく
描かれていて、下巻の最後のページを読み終えると かすかに
爽快感が漂う。 医者も*働きマン、そして結局のところ
‘ ヒト’なのだと、共感さえ覚える。
崇高ささえ漂う桐生(登場人物の外科医)でさえも、悩み、
苦しみもがく*働きマンだ。
これを読み終えた後には、クリスマス・イヴに カップルを前に笑顔で
居続けることなんて、普段の仕事に較べれば、全然 たいしたこと
なかったじゃないかとさえ思えるから、不思議だ。
これぞ、作品の力なのだろう。
本を1冊(今回は2冊だが)読み終え、活字が全身に行き渡ると、
次の瞬間に また飢餓状態になり次の本を読みたくなる。
今日は 掃除のあと また本を物色しに行こうと思う。
年末年始は 実家にちょっと顔を出すくらいしか予定を入れて
いないから、時間を持て余す気がするのだ。
デートの予定は、あえてクリスマスと大晦日と元旦を外して入れた。
彼らがそれを どう捉えているのかは判らない。
恋愛に発展するのかどうかも定まらない相手ばかりだ。
でも、本を読んで全身を満たすだけでなく、「ヒト」と濃密な
時間を共有することで 全身が満ちてゆくのが「人間」なのだと思う。
今年の冬、特定の彼氏は いないけれど、色んな人と会って
色んな話をして、自分を成長させられたら良いと思う。
「孤独な時間」も、大切にしようと思う。
最近 やっと そう思えるようになってきた。
「孤独」だって、きっと人を成長させるのだと思うし。
「孤独な時間」は、やはり本を読もう。
いろいろな人生を疑似体験して、今の薄っぺらな人間を卒業しなきゃ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
チーム・バチスタの栄光 各500円
上・下
海堂尊
..........................................................
*働きマン ; 安野モヨコ作のマンガの主人公
松方弘子の異名。
2007年12月19日
【 おまけ大好き! -八文字屋-】
私、大のオトナ 31歳にして、大の おまけ好き。
冷静に考えれば 絶対に使わないと判るはずなのに
おまけを見ると集めたくなる。
今年の春先には、ほっかほっか弁当のおまけの
ドラえもん欲しさに、毎日 子ども向けのお弁当を
食べていた。職場の人々にも協力を求め(強制し)、
職場の約半分の人たちがドラえもん弁当を食べていた
という日も。
結局、ドラえもんと仲間達が勢揃いすると 飽きて
ドラえもん達は、こっそり処分してしまった。
時々 協力要請した人に「ドラえもんたち どうしてる?」
なんて訊かれると胸が痛い。
たとえ冗談でも「22世紀に旅立ちました」とは言えない。
それから ミネラルウォーターなんて普段 飲まないのに
エヴィアンのおまけに「ムーミン入りミニ エヴィアン」が
付いた時は、コンビニのエヴィアンを列買い(陳列されて
いる列 全てを一気に購入)した。 重かった・・・
あのミニ エヴィアンも、今は どこかに消えた。
そんな私が、たぶん唯一 大事にしている おまけ。
というか、一昨年・昨年と買い続けた おまけ。
InRed付録のフリースブランケット。

左が一昨年の、右が昨年のもので、どちらも
ほぼ同じ大きさ。
一昨年のは紺地×紫の太ボーダー柄で
周囲は茶色のパイピング。 昨年のは
レオパード柄で、周囲がロックミシンで
縢ってある。
そして今年のが、これ。

グレイッシュブルーの地に黒(濃緑?)の細ストライプ。
周囲は紺のパイピング。
フリースブランケットとは言っても、やはり あくまでも
付録(おまけ)なので、素材自体は、ちゃちな感じが否めない。
小さいし、薄っぺらだし。
でも、だからこそ、気に入っているのだ。
普段は車に積んでいて、普通に膝掛けとして使用。
エンジンをかけて すぐの、暖房が効いていないときに さっと
広げて使える大きさで、薄いながらもフリースだから暖かい。
いちいち丁寧に畳まなくてもOKな素材。皺になっても
気にせずにいられるのは、所詮 おまけ だから。
そして、すごく薄手なので くるくるとまるめてバッグに入る。
バッグに入れて持ち運んだら、外で 腰掛けなければ
ならないときに敷物代わりに使う。
外で腰掛ける機会なんて そう あるわけではないと
思いがちだけれど、案外 活躍の場は あって、たとえば
スポーツ観戦。 スタジアムの椅子って、冷たいのだ。
公園でお子さんを遊ばせる時なんかに、ちょっとベンチに
座ったりするときに使ってもいいかもしれない。
男の子には、幼い頃から「女の子をベンチに座らせる時には
ハンカチを敷いてあげるのよ」と、レディーファーストと
淑女の扱いを叩き込むことができ、女の子には「簡単に
地べたに座るような女の子になっちゃだめよ」と
‘いい女’教育を仕込むのに良さそう。
・・・なんて、男女平等の時代に、こんなこと言ってちゃ
ダメですかね。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階

InRed 630円
1月号
2007年11月24日
【 an・anの占い -八文字屋-】

気づいたら、もう11月も あと1週間弱。
2007年もあと1ヶ月強で終わり、新しい1年が始まる。
時間が経つのって、ほんとうに早い。
かけ足で通り過ぎていってしまう毎日を必死で追いかけて
それでも追いつけないもどかしさ。
an・anの占いは半年に1度、必ず特集される。店頭に並ぶと
つい手に取ってその場で熟読してしまうのだが、ちょっと
思うところあって、今回は立ち読みをしないで、買ってみた。
自分に関連するページを切り取って、取っておいて、
当たるかどうか確認してみたくなったのである。
なんて意地悪な!と思われるかもしれないが、今年は
1年の始まりから ほんとうに悲しいことがたくさんあって
無事に1年が終えられそうかなというときに、まるで
トドメを刺すかのような出来事に襲われたのだ。
そのせいもあって、いろいろなことに疑心暗鬼になってしまう。
占いは、「当たるも八卦」なんて言われるけど、心が
弱っているときは、つい頼りたくなってしまうものだ。
頼る程度ならいいけれど、もっと心が弱ってくると、
知らないうちに振り回されてしまったりも。
私も、そういう日が来ないとも限らないから、半年後
「なぁんだ、当たることも、当たらないことも、あるのね」
って、にっこり笑ってポイ、と捨ててしまえるようにと
祈りながら、占いのページを切り取って、小さく折り畳んで
手帳に挟んだ。
でも、まだ「来年のことを言うと鬼が笑う」時期だから、
まずは2007年の残りの1ヶ月強を、うんと素敵に
過ごせるように、気合いを入れて頑張らなくっちゃ!
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》
an・an 400円
No.1587
2007年11月18日
【 アラウンド30の選択 -八文字屋-】

実は、これまで一度も記事にしたことは ないのだが、
毎週 必ず読んでいる雑誌にAERAが ある。
新聞だけでは不足しがちなところを補うといった感じ。
読みかけのAERAが放り投げてある私の部屋は、それだけで
ずいぶんオヤジっぽい感じがするものだが、そんなこと
どうでもいいと思っている。
そんなAERAから臨時増刊の「FIORE」は、当初 買う
予定がなかったが八文字屋で かるく立ち読みをしたら
欲しくなって、次の瞬間には がしっと掴んでレジに
並んでいた。
私のハートを わし掴みにしたのは
「仕事がはかどる!ミスが減る!オフィスのセオリー」
という記事。
読んで すぐ、コンビニに黄色の蛍光ペンを買いに走って
しまったほど、「なるほど」と頷きたくなる内容が ぎっしり。
(この記事にて黄色の蛍光ペンの重要性を知った)
この雑誌には「アラサー」という言葉が頻繁に出てきていて
何だろう?と考えたが よくわからなかった。
しかし、表紙を見ると「アラウンド30の壁 どう越える?」と
特集記事の題名が出ていた。
「アラサー」は「アラウンド サーティー」、つまり30歳前後、
あるいは30歳代近辺の人、ということらしい。
師走の声もそろそろ聞こえてきた今日この頃。
忙しさは増すけれど、アフター7は しっかり確保したいから
この記事を参考に、ささっと仕事を片付けて、とっとと
職場を後にしたいと思う。 アラサー世代は、時間を うんと
大事にしなきゃね。「やりたいこと・やるべきこと」と
時間を秤の両側に乗せたら、圧倒的に「やりたいこと・
やるべきこと」が多いんだもの。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
FIORE 600円
2007年11月10日
【 捨てる!技術 -八文字屋-】*訂正あり
*11月10日am11時に書いた記事を、同日14時30分
一部 訂正いたしました。
日経WOMAN12月号で 年賀状の図案特集が組まれて
いないと思って、記事を書き、upしましたが、何度も
くまなく全てのページを熟読したら・・・載っていました!

先月から待ちに待っていた日経WOMAN12月号の発売。
まずチェックしたのは、年賀状の図案特集があるかどうか。
昨年の、大々的な特集と較べたら、うんと小さかったけれど、
年賀状の図案が小さく載っていた。
よく吟味して、使うかどうかを考えたいと思う。
今号の特集は「捨てる!技術」。
捨てるべき対象を「モノ」 「仕事」 「恋愛」の3つに分類して、
いかにしてスッキリ暮らすかということが特集されている。
どの項目を読んでも、耳が痛い。
普段 いろいろなものに囲まれて暮らしていて、自分では
判っていなくても、それが自分を がんじがらめにしてしまって
いるということに、改めて気づく。
自分に鎖のようにまとわりついている多くのものを断ち切って
次に進むというのは 勇気が要ることだけれど、痛みを伴わないと
人は 停滞してしまうものなのかもしれないな。
そういえば、元・恋人とサヨウナラをした時にクローゼットの
中のチェストから、彼のものは全て出して持ち帰って貰った
と思っていた。
あれから2週間ちかく経った今日、彼専用にしていた引き出しを
開け、そろそろ そこに自分のものを入れようと思ったら、
彼のトランクスが1枚、残っていた。
震える手で 引き出しを開けて、震える手で彼の衣類を
出したので、奥まで よく見えていなかったのだろう。
たぶん、これは神様からの、ちょっとしたイタズラ。
もう私がほんとうに「大丈夫」なのかどうかを試したのかもしれない。
もし、これを発見するのが あと1日 遅かったら、私は
触れることもできずに 涙を流していたかもしれない。
だって「大丈夫」 「もう悲しくなんか、ない」と言っていても、
この2週間の日々のなかで、時々、何かの瞬間に思い出して
感傷に浸ることは 少なからず あったから。
だけど、彼との日々は、少しずつ私の中で形を変えてきている。
しっとりとした鮮やかな色の花が、ゆっくり水分を空気に還して
押し花になっていくように。
鮮やかな色を くすませても、本の頁の間なんかで その姿の
面影を ひっそりと残していくように。
楽しかった出来事が、朝 昼 晩を幾度も繰り返すなかで、
「思い出」のタグがついた引き出しの中に 静かに入ってゆく。
濃紺のチェックのトランクスは、もう誰も穿くことが ないから
くるくるとまるめて、外から見えないように包んで、ポイ、と
ごみ箱の中へ。
これで、いい。
何かを捨てなければ、何かを持つことは できないもの。
両手いっぱいに掴んでいたものを、ひとつひとつ捨てることで
余裕ができて、次の 欲しいものを手にすることができるんだと
思う。 今は ほんとうに そう思う。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
日経WOMAN 12月号 550円
2007年10月27日
【日経WOMAN11月号 -八文字屋-】

発売されてから だいぶ時間が経ってしまったけれど
(そして11月7日には もう翌号が発売されるけれど)、
今日は、毎号 買っている日経WOMANについて。
・・・というか、明日は久々のオフなので部屋を思いっきり
掃除したい! 今日は どしゃ降りの雨だけれど、明日は
雨が止むらしいから窓を全開にしたい! と思って、
夜のうちに下準備(という名のお片づけ)をしていたら、
きちんと読んでいないページに目が行って、ついつい
熟読してしまったのだ。
『働く女性の新常識検定』。
ビジネスマナー、コミュニケーション、法律、政治経済、
カルチャー、エコロジーの6項目に分けて、Q&A方式で
常識を確認しようというもの。
例えば。
Q.面接で提供させてもよい情報は?
①愛読している雑誌や書籍
②本籍地
③生年月日
これは、法律についての項目に載っていた問い。
企業や官公庁の採用担当者だったら、きっと迷わず すぐに
答えられるのだろうが、私にとっては、どれが不適切なのか
ちっとも判らない。
だって、愛読書は大学4年の時の就職活動で、面接対策の
本か何かに「訊かれやすい質問」として載っていたような
気がするし、市販の履歴書には 本籍地や生年月日を書く
欄が設けてある(ような気がする)。
いったい、どれが適切で、どれが不適切なのか。
答えは、③なのだとか。
解説を読むと、‘思想信条や社会的身分につながる個人情報を
提供させていることになるので、愛読書や本籍を申告させては
ならない’と ある。
とても驚いた。
最近は市販の履歴書を見ていないから判らないけれど、もう
[本籍地]の記入欄は、ないのだろうか。
明日、スーパーに買い物に行ったら ついでに見てみよう。
話は すっかり変わるが、昨年、ちょうど年賀状の時期に
発売された日経WOMANには年賀状の図案特集が組まれていた。
日経WOMANのHPにアクセスすると、雑誌に掲載されていた
図案をダウンロードできたので、私は それを利用して、ちょっと
手を加えてアレンジしてプライベート用の年賀状を作った。
お金は全くかかっていないのに、わりとスタイリッシュな年賀状が
できて思いのほか好評だったから、今年もぜひ、と考えている。
ところが、11月7日発売の次号の予告を見ても、どうも今年は
年賀状の図案ダウンロードサービスは無さそうな予感。
だって、特集記事は、以下の通りだもの。
・新「捨てる」技術!
・働く女性の「品格」アップ手帳
・ウーマン企業塾2007
・ココロもカラダもほっこり 冬のヘルシーお鍋
まさか、年賀状の図案が「捨てる技術」に入るとも思えないし。
昨年あまり好評な特集ではなかったということなのだろうか。
いやいや、まだ判らない。
次号を楽しみに待ってみて、買ってみてから 確認しよう。
それまでは、年賀状の準備は一切しないぞ。
まずは、明日の掃除を しっかりやらなきゃ!
だって、○日ぶりのお掃除ですもの・・・ (恥ずかしい)
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
日経WOMAN 11月号 600円
2007年09月30日
【 エリンギと油揚げの炊き込みごはん -八文字屋-】

発売日からは ちょっと時間が経ってしまったけれど、
REAL SIMPLE JAPAN11月号 掲載のレシピで
作った『エリンギと油揚げの炊き込みごはん』。
具はエリンギ2本と油揚げ1枚だけ。
あとはレシピを見ながら目分量で 調味料を仕込み、
ちょいちょいっと炊飯器にセットすれば、できあがり。
きのこ類は1年じゅう手に入る昨今。
でも、やっぱり秋になって食べる きのこは ちょっと
特別に美味しく感じる。気のせいなのかもしれないけれど。
ごはんが炊き上がる頃になると、台所いっぱいに秋の香り。
しばらく蒸らして、しゃもじで底からかき混ぜて、
お気に入りのお茶碗に盛りつける。
湯気がもぅもぅと立ち上る ごはんを、箸で思いきり
持ち上げて頬張る。
ごはんの合間に、シャクシャクとエリンギの歯応え。
口の中から鼻に向かって抜けてゆく香り。
簡素だけど、贅沢な秋の味だ。
そういえば、このあいだ遅めに出勤したとき、FMで
料理研究家が言っていた。
「炊き込みごはんは、薄目の味付けにね。」
ひと口 食べて、ちょうど良いと感じる味の濃さでは、
お茶碗の最後のほうで、飽きてしまうのだそうだ。
なるほど。
REAL SIMPLE JAPANに載っていたレシピも、
ずいぶんと薄味。
だから、ちょうどよく美味しく感じられるのかも。
今日で9月も終わり。明日は ‘衣替え’だ。
まだ始まったばかりの秋。
秋は実りの季節だから、高価ではなくても
贅沢な味覚が たくさん楽しめる季節だ。
ひと口 ひと口、じっくり味わって楽しみたい。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
REAL SIMPLE JAPAN 480円
11月号
※11月号は、付録に風呂敷がついてきます
2007年09月30日
【『働きマン』松方弘子のMake It Beauty-八文字屋-】

この手の本は、滅多に買わない。
マンガの登場人物を、さも現実にいる人間のように
扱って、本を1冊作るなんて、なんだか滑稽だ。
リアルとバーチャルを ごっちゃにして生きてゆくのは
勘違いの理想主義者だ。
いつまでも夢見る少女じゃ いられないわけだし。
それなのに、つい手にとってレジまで持っていって
しまったのは、私も どうかしていたのかもしれない。
でも、中には割と‘使える’ページもあったりして、
寝る前にベッドの中で楽しみながら目を通している。
『さらにリキッドファンデを薄くつける裏ワザ!』
『働きマンの簡単メイクオフ術』
なんて、タイトルを見ただけで読みたくなるっていう
ものではないだろうか。
タクシーの中でのメイクオフ法なんて、へぇぇ なるほど
と唸ってしまった。
タクシーの中ではなかったけれど、ぐったりしていて
メイクを落とすのも面倒、しかも いつも使っている
クレンジングウォーターを きらしている! という夜に
使ってみたら、これが 想像以上に良くて、これからは
クレンジングウォーターを買うのは やめようかなんて
思ってしまったほど。
(まぁ最終的にはクレンジングウォーターのほうが
お安く済むので、これは あり得ないことだけれど。)
10月10日からは“働きマン”がドラマ化されて
放映ということなので、ちょっと興味があるという人は
ぜひ、“働きマン” プラス “Make It Beauty”で
お楽しみください! (←宣伝マンか???)
ただ、私としては、主演の松方弘子役が菅野美穂というのが
ちょっとイメージ違うかな、と思うのだけれど。
もうちょっとシャープでキツい感じの女優のほうが
合う気がする。
じゃぁ誰なら良いの?って訊かれたら困るのだが。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
『働きマン』松方弘子の
Make It Beauty! 993円(税別)
2007年09月21日
【 オンナの品格 -八文字屋- 】

今週号のan・anは、『いま欲しいのは「オンナの品格」』が
テーマ。
藤原正彦氏の著書『国家の品格』から、いわゆる‘品格’の
ブームが始まり、板東眞理子氏の著書『女性の品格』も
ミリオンセラーとなった。
多くの日本人が‘品格’を意識しているということなのか。
ぱらぱらとページを捲っていって、ざっと全体に目を通し、
興味がある記事は何度も噛みしめるように読む、というのが
普段の私の、雑誌の読み方なのだけれど、今号については、
あぁなるほどね、という域を出ず、しつこいくらいに熟読した
記事というのは、ない。
さらっと読める程度に、‘an・anの考える品格’を、広く浅く
載せたという感じである。
きっと、この程度の軽さにan・anが長年 読者を そう減らさずに
来られた理由のひとつがあるのだろうと思う。
でも、ひとつだけ、ちょっと実践してみた記事があったっけ。
『ふとした一言に上品さが表れます。
センスある言葉遣いをマスター!』
というページで、後輩や部下に仕事を頼む時のセリフ。
an・anが言うところの‘品格フレーズ’では、
「忙しいところ、ごめんね。けっこう手がかかる仕事なんだけど、
頼めるの○○さんだけだから。」
もちろん、このままでは私の立場やシチュエーションには
いまいち ぴったり来ないので、多少のアレンジは したけれども。
でも、私は やっぱり、こういうのって‘品格’というのとは
違うと思う。 ここで謳われていることは、‘品格’というよりも
人間関係をより良好に保つために必要な気配りや心持ちのこと
なんじゃないかな。
とは言っても、表紙を飾っている山口智子は ほんとうに素敵だし
「手みやげ」の特集に出ているものは 皆おいしそうだし、
秋の夜長、気軽に目を通せる雑誌としては、ほんとうに気楽に
楽しめる。
‘品格’についての私なりの結論。
‘品格’を 意識せずに自分を磨き、周りの人を慮る気持ちを
忘れなければ、そのうちついてくるものなのだろう。
‘品格品格品格品格!’と意識していては、第三者から見てちょっと
えげつない感じがすること、今号のどこかに書き添えてくれていたら
良かったと思う。それだけが、残念。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
an・an No.1578 350円
2007年09月11日
【 働きマン 4 -八文字屋-】

愛読書(マンガ)『働きマン』の新刊が出た!
職場で向かいの席の女子(24歳:社会人2年目)と
斜向かいの女子(22歳:社会人1年目)とは、よく
マンガの話で盛り上がるので、「働きマン、出たよね」と
話をふったのだが、2人とも、読んだこともないし
興味も特にないらしい。
・・・確かに。
このマンガの良さが解るのは、もうちょっと先、
たぶん27歳過ぎか、死にものぐるいで働いて
それでも報われているんだか報われていないんだか
判らないし見当もつかない、という経験をした後
なのかもしれないなぁ。
“経験が全てじゃないけど やってみないと
わかんないこともある
やっちまって後悔しても それは・・・・・・
「経験」になるのでしょうか神様”
主人公“ヒロ”の言葉が、すごく身にしみる今日この頃。
やっぱり私も社会人経験を少しずつ積んでは いるけれど、
まだまだ何も知らない ひよっ子。
だからと言って、暴走して新しいことに挑戦しても、
うまくいかなくて周りに迷惑をかけてばかり。
経験って、こうやって積んでいくものなんだろうか。
そして。
主人公“ヒロ”を眺めながら波多野が心のなかで呟く言葉。
“電車の揺れと反対に体を預けてバランス取ってんですよ
俺もそうだったからわかるけどアレやると隣の人に
よっかかんないですむ
倒れるのに任せてみんなでなだれ込んでいくのがイヤで
「自分だけは踏みとどまろう」って思ってたんですけど
なんかある時 力尽きたって言うか・・・
もういいやって なだれるままに力抜いて
よっかかるようになった・・・・・・”
最近の私って ちょっと流されている?
以前より要領が良くなったようにも思うけれど、実際は
手を抜いているだけなんじゃないだろうか?
とか。
『働きマン』を読むと、日頃の自分を振り返って、すごく
考えさせられる。
立場も、年齢も違うし、マンガの中に棲むヒロとは
ずいぶん違うけれど、私だって『働きマン』のうちの1人だ。
そして、たぶん今夜も、考える。
頑張れ、働きマン。 頑張れ、私。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
働きマン 4 514円
安野モヨコ 著
2007年08月03日
【 ○○課美人四姉妹の旅の後で -八文字屋-】

CREA8月号を、購入。
CREAは だいたい いつも立ち読みしていたのだけれど、
今回は‘人生変える女の仕事術’の特集と、‘クレジットカード&
電子マネー最新情報’の記事が気になってしまって。
でも、帰宅して よく読んだら、8月7日には もう9月号が
発売らしい! なんとなく損した気分・・・
でも、それを補って余りあるくらい、今回は CREAを読みたいと
思ったのだ。
きっと、「四姉妹の旅」の影響だ。
女4人で、鳴子温泉に一泊してきた。
○○課美人四姉妹 温泉の旅。
最年長30歳の私、28歳、26歳、25歳の4人。
もちろん血は繋がっていないし、この職場で勤めなかったら
絶対に出会うはずのない4人。
2年前に勤めていた職場の、新年度が始まるときの歓迎会で
私は お酒の勢いも手伝って「美人四姉妹の長女です」と
自己紹介した。それをきっかけに、職場では『○○課四姉妹』
なんて呼ばれることも幾度か。
課の同僚で机を並べていた3人には、仕事の面だけではなくて、
プライベートについても相談に乗ってもらうなど
ずいぶん助けられた。
私以外の3人は、誰が見てもキレイ!で聡明な女子なのに、
「姉妹」なんて言われて不快にも思ったかもしれないが
そんなことは おくびにも出さず、私(長女)と次女が職場を
替わった今も、ずっと仲良し。
年に1回のペースで1泊旅行をして、半年に1回のペースで
日帰りプチ旅行をする仲。
そのたびに仕事や、おしゃれや、恋や、美容、結婚、家族、
お金、生活全般について さんざん語り合うのだ。
今回も三女が車(VOXY)を出してくれたのだけれど、行きの車中では
私が受けた先月末の健康診断の話を発端に、健康バナシで盛り上がった。
出会った頃は皆 独身で、私もまだ20代だったし、健康についての
話題なんて、ほとんど出てこなかった。せいぜい風邪をひいたとか
インフルエンザにかかったとか、その程度。
それが、2年も経つと、ポリープやら乳がんやら、本格的な
病気の話題がポンポン出てくるのだから、年齢を重ねるって不思議。
車中でも、旅館に着いてからも ずっと喋り通しだったけれど
生活に役立つことや、人生について考えさせられることが大半。
今回の最大の収穫は、仕事のモチベーションup!と、ドラッグストアの
お得な利用法を知ったことと、ポイント制度の さらにお得な活用の仕方。
それから、お金の貯め方も。
そういえば、三女と四女は、クレジットカード機能付きの
SELVAカードを持っていて、「SELVA以外のお店で買い物をしても
0.5ポイント貰えるし、お得だよ」と豪語していた。
鳴子からの帰り道 将監トンネルを抜けて もう『バイバイの時間』と
思ったら、誰からともなく「ランチしていこう」の声が。
結局、サイゼリヤでランチメニューとドリンクバーで数時間 粘って
また喋り倒してしまった。
強い夏の陽射しと、心地よい疲労。
また今度 どこかに行こうね、という声が夢の中で聞こえる。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 4階
CREA 8月号 600円
2007年07月18日
【 美しい日本語を話せるように -八文字屋-】

子どもの頃、とても はきはきと話す私を見て、母は「将来は
NHKのアナウンサーに。」と思っていた。
若い頃、母はNHKで勤務していた。
「会社は渋谷にあったんだけどね」と、当時を振り返りながら
話す母は とても楽しそうで、社員食堂は格安で俳優は滅多に
来なかったけれど あの人とこの人は来ていたわね、等と得意げに
言うときの顔は、すこしミーハーな若いOLの表情をのぞかせる。
母は、加賀美幸子アナウンサー(当時)の話し方が、日本女性としては
理想なのだと よく言っていた。
母は、今でこそ仙台弁を話すようになったが、私が大学を卒業する
あたりまでは、共通語しか話さなかった。
それが、私をアナウンサーにしたいという野望からくるものなのか
ただ単に仙台弁を話すことに抵抗があったのか、それとも、
仙台弁が解らなかったせいなのか、理由は定かではない。
我が家では、堅物の父の影響で、テレビのチャンネルは、いつも
NHKに合わせてあった。
父は、母のような野望こそ持っていなかったけれど、流行語を
使った話し方には大反対で、二言目には「NHKのアナウンサーは
そんな話し方をするか?正しく話しなさい。」と言ったものだ。
小学校から ずっと 朗読が得意で、いつも褒められていたけれど、
身の丈を知っている私は、アナウンサーになれるような容貌も
資質も持ち合わせていないことに気づいて、アナウンサーを
目指さなかった。
しかし、証券会社勤務時代 休日に流す留守電のアナウンスの
録音を担当したり、転職後に司会や放送を担当したりする機会が
幾度かあって、「こうして声の仕事をする機会があるのなら」と
考えるようになった。
そして、現在 週2回、仕事の後にマンツーマンで、MCの
レッスンを受けている。
レッスンをしてくれるのは、プロフェッショナルを引退した人で
発声・滑舌の練習、マイクを通した声の調整などを、丁寧に教えて
頂いている。
初めてのレッスンの日、アナウンサー読本をひととおり読ませられた。
腕を組んで、黙って聞いていた先生は、ひと言 「出身は、どこなの?」と
訊いた。イントネーション、アクセント、滑舌、プロミネンスの捉え方、
鼻濁音、母音無声化が完璧に近いのだと、目を丸くして、言う。
あとは、しっかり発声練習をして、より大きな声が出せるようになれば、
そして、視聴者の鑑賞に堪えうる体型になるまでダイエットをすれば、
秋の番組改編時のオーディションを受け、『電波に声をのせる人』を
目指すことも可能だろう、と。
30歳を過ぎて、褒められることなんてなくなった今日この頃。
でも、今回、こうして褒められまくったのは、両親が整えてくれた
環境のお陰だ。
私は、大変なことも多いけれど今の仕事が楽しいし、ダイエットを
成功させるだけの強い意志もないし、人前に出るのも得意では ない。
だから、『電波に声をのせる人』を、目指すつもりは毛頭 ない。
ただ、せっかくこの国に生まれたのだから、より美しい日本語を
話せるように、訓練は続けてゆきたいと思う。
せっかくレッスンをつけてくださっている先生には申し訳ないが
もうしばらく、いろいろ教えて頂きたいと考えている。
今回、決意を新たにするために、アクセント辞典を買った。
NHKから出版されているものと、三省堂から出版されているものの
二種類が有名らしい。NHK信仰の厚い両親の娘ではあるが、いや、
だからこそ、敢えて三省堂をチョイス。
レッスンと仕事との生活で忙しく、そう何度も書店に足を運べないので
今回は、八文字屋に電話をして在庫があるかを確認し、残念ながら
在庫が無かったので そのまま取り寄せをお願いした。
入荷の連絡がくるまで、わずか2日だった。
手にしたアクセント辞典は、ずしりと重い。
この中に、たくさんの日本語の音が、文字や記号になって詰まっている。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》5階
新明解 日本語アクセント辞典 3780円
2007年07月11日
【 ナツイチ!-八文字屋-】
職場の7月のカレンダーは、青い海と白い砂浜の写真が
印象的な、まさに夏、なものだけれど、ここ数日の天気は
梅雨そのものといった感じ。ピカピカの夏を手に入れる前の
儀式みたいなものだとは解っていても、じめじめとした空気で
やっぱりちょっと下降気味な気分。
こんな日は、敢えてバーゲンに行ったりして、自分に元気を
注入しなければ。
バーゲンの収穫は、後日 改めて(機会があれば)ご報告するとして
今日は、今いちばん私が熱中しているものをご紹介。
これ。

夏休みが近づくと、読書感想文の宿題をこなすための需要を
当て込んでか、各出版社は文庫の販売に力を入れるようだ。
新潮社では、年間を通してパンダのキャラクターのグッズを
プレゼントしているけれど、夏は、フェアとして、文庫2冊を
購入してオビについている応募券を送ると、夏っぽいパンダの
ブックカバーが貰える。
集英社は、『ナツイチ!』というフェアで、この夏、文庫を買うと
このハチのストラップがその場で貰える。
新潮社よりも、手軽におまけが貰えるというのが嬉しい。
それに、ひとつひとつがおみくじの袋に入っているから、
店員さんが差し出す箱の中に手をぐっと突っ込んで、ぐるっと
かき回して掴むというのも縁日のおみくじを彷彿とさせて楽しい。
そんなわけで、まだ読み終わりもしないのに、さんざん文庫を
買いまくって、携帯電話はハチだらけだ。
今のところ、頭に本を載せているハチ、じょうろを持っているハチ、
積み重ねた本を抱えているハチの3種類、計5個が手元にある。
目指すは、希少価値の高い女王バチだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《 八文字屋 》 5階
※『ナツイチ』のハチのストラップが
無くなり次第、キャンペーンは
終了との事です。お早めに!
2007年06月22日
【 今月のお料理 -八文字屋書店- 】

REAL SIMPLE JAPANが発売になると、
あぁ、給料日だぁと嬉しくなる。
この雑誌の発売の時期がちょうど給料日と
重なるのだ。
いい大人になっても、計画的にお金を使うことが
できなくて、給料日前はいつもほんとうに貧しい
生活を強いられる私。料理もワンパターンに。
だから、REAL SIMPLE JAPANを買うと、
載っているレシピを ここぞとばかりに つい
試してしまう。
(食材を買うお金だって心配ないし)
先月は、たらこの炊き込みご飯を試したが、
今月はプチトマトのマリネを使ったサラダを。
プチトマトのマリネは、作り置きしておけば
アレンジ自在で、お茶漬けやパスタにも変身。
まずはレシピ通りに作ってみたら、これが絶品。
マリネのまま食べても、サラダにしてドレッシングを
合わせても美味しい。茗荷が効いた夏のサラダ。
恋人も「旨い」を連発して2人は ものすごい勢いで食べた。
今日は、ちょっと自分流にアレンジしてみる。
玉葱が安かったから大量に購入してしまったので
マリネに薄くスライスした玉葱を入れる。
バルサミコ酢の代わりに、いつも使っている米酢を
たくさん入れる。

これを、オリーブ油と混ぜ、カッペリーニと大葉と合わせて
冷製スパゲッティに。

カッペリーニは、うんと細いスパゲッティで、天使の髪の毛と
いう意味だと、誰かが言っていたのを聞いたことがある。
日本で夏に冷たい素麺を食べるように、イタリアでも
こうしてキンキンに冷やした細い麺を食べたりするのかしら。
ほんのり大蒜の香るマリネは、まさに“夏の味”。
トマトを使った夏の常備菜というと、ラタトゥイユが
有名だけれど、今年は、このマリネを冷蔵庫に入れておきたい。
REAL SIMPLE JAPANをご購入の際は、ぜひ お試しください。
ちなみに、P148に載っていた混ぜ寿司も簡単で美味しかった!
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《八文字屋》 5階
REAL SIMPLE JAPAN 480円
8月号
2007年06月21日
【 本日 梅雨入り!-八文字屋書店- 】
蒸し暑く、雨が降ったり止んだりの木曜日。
とうとう というべきか、やっと というべきか、
今日、北陸と東北地方が梅雨入りした。
史上5番目に遅い梅雨入りとの事だが、この
蒸し暑さは、しとしとと雨が降る肌寒い梅雨に
慣れている東北人としては、なんとなく物足りない
感もあるような。
HPのtopにあるweb上のプチ番組‘カミカミセルバ’
では、梅雨を楽しむためのいろいろな物が紹介されて
いるけれど、私は、外に出られないときは、ひたすら
読書に勤しむのが好き。
梅雨入り宣言を聞いて、今日 仕事帰りに買ったのは
綿矢りさ の『夢を与える』。

綿矢りさ、といえば、史上最年少で芥川賞を受賞した際の
膝小僧に絆創膏を貼ったまま記者会見した初々しい雰囲気が
印象的だったが、あれから数年経って、2月に発売された
この本の文章からは、あの初々しさは微塵も感じられない。
後味の悪ささえ残る作品だ。
でも、主人公が生まれる前からの、年齢的な成長を
順を追って展開させてゆくという書き方は、比較的
読みやすく、愛らしい幼少時とラストでのグロテスクさは
対照的で、解りやすい。
人間がこの世でいちばん気味悪く恐ろしい生き物だ、という
言葉を思い出させる作品だ。
痛いところに敢えて痛みを与えて治療するという どこかの国の
民間療法のように、梅雨の鬱陶しさを更に鬱陶しくさせる作品は
こんな季節にこそ、ぴったりなのかもしれない。
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《 八文字屋 》
『夢を与える』 綿矢りさ 1365円
2007年05月21日
【REAL SIMPLE JAPAN -八文字屋-】

毎月 買っている雑誌の ひとつ『REAL SIMPLE JAPAN』。
今号は、“クローゼットを片付ける”がメインテーマ。
きちんと片付いているように見える 私の部屋だが、
クローゼットの中は とても人サマに見せられたものではない。
なまじ 広くて深いクローゼットなだけに、ただ ひたすら
詰め込むだけ詰め込んで終わり、に なりがちだ。
この記事では、5つのステップでクローゼットを整頓することを
提唱している。
でも、そんなことよりも(失礼)、私には巻末のレシピのほうが
気になった。 タラコを使ったレシピが幾つか紹介されているのだ。
先月の催事で買った明太子がとても美味しくて、すっかりタラコに
目覚めてしまったのである。
たらこスパゲッティ、たらこうどんと、麺類で楽しんでいたが
やはり美味しいごはんに合わせて食べたい。
しかし、私はもともと料理が苦手。
焼くだけ、煮るだけ、という程度なら何とかなるが、揚げたものを
さらに煮込んだり、蒸したものをオーブンで焼いたりという手順は
飽きてしまう。
そこで まず手始めに、炊飯器で炊くだけのレシピに挑戦。
“タラコの炊き込みご飯”。

レシピでは ソラマメを使うことになっているが、私はソラマメの
ニオイ(香り?)が苦手なので、インゲンで代用。
バターや黒胡椒が香って、ちょっと新しい味だ。
20歳代の頃は、雑誌といえばファッション誌か経済誌しか
読んでいなかったけれど、30歳を迎えてからは、ファッションだけ
でなく暮らし全般をカバーしたいと思うようになった。
また、薄いペラペラの紙でなく、すこし上質な厚みのある紙を
用いたものが好みになった。
REAL SIMPLE JAPANは、ファッションについてはあまり強く
ないけれど、暮らし全般について広くカバーできている。
レシピも、いわゆる主婦雑誌にありがちな「○○円で節約料理」
みたいな現実的なものでなく、生活を楽しむことが前提のものが
多いから、実際に作ることは無くても写真や手順を眺めるだけで
何となく楽しい。
発売中の雑誌なのでレシピの詳細をここに載せることは避けるが
ぜひ、興味のある方は挑戦してみてください。
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《 八文字屋書店 》5階
REAL SIMPLE JAPAN 480円
7月号
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現在 SELVAでは、5月23日まで、5000円分以上
お買い物をすると応募券が1枚もらえるキャンペーンを
実施しています。この応募券で応募すると抽選で50名に
5000円分のお買い物券が当たるらしい!
さっそく私も今日、1枚 応募してきました。
2007年02月28日
【 のだめCD -八文字屋-】
大好きなマンガ『のだめカンタービレ』がドラマ化され、
しかも視聴率も高かったらしく、ファンとしては嬉しい限り。
ドラマ放映前に、職場の先輩にマンガを勧めたら、一気に
全巻(まだ連載は続いていますが)買って、「おもしろい!」と。
ドラマは毎週HDDに録画し、DVDで永久保存版にしたという。
そんな彼女に、「のだめのCD、いいよぉ」と強く勧められて
購入したのが、これ。

『のだめカンタービレSelection CD Book』
高3の夏までピアノを習っていたし、父が大のクラシック好きと
いうことで、幼い頃から クラシック音楽は身近なものだった。
でも、「好きな音楽ジャンルはクラシック」なんていうと、やたら
堅い人だと思われてしまうので、なかなかカミングアウトできずに
青春時代を過ごした。
でも、今回 『のだめカンタービレ』がドラマ化されたことで、
これまで接点が無かった人や、誤解していた人にも クラシック音楽は
より身近に感じられるものとなっただろう。
有名な曲がどっさり入っていて、解説もあるし、クラシック初心者の
方にはお得なCDではないだろうか。
私はマンガを読み返す時に静かに流して、のだめワールドにどっぷり
浸かる。 それから、なんとなく音が欲しいときにも。
ちなみに、このCDは八文字屋のCD売り場ではなくマンガ本コーナーに
陳列されていた。
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《 八文字屋 》5階
『のだめカンタービレSelection CD Book』
1600円 (税込)
2007年02月27日
【 父の誕生日 -八文字屋-】
2月26日は、父の誕生日だった。
日頃 心配ばかりかけている娘としては、年に1度の誕生日くらいは
贈り物をして喜ばせてあげたいと考えるのだが、父にプレゼントを
しても、「余計なお金を遣わないで、万が一のために貯めておきなさい」
なんて小言を頂戴することも多く、贈り物選びには、随分と労力が必要。
高価でなくて、実用的で、普段 父が自分では買わないようなもの。
・・・とは言っても、正直なところ 父の喜ぶツボが解らない。
2年前、60歳の誕生日にカウベルでケーキを買った。
ロウソクを60本 立てるというのもちょっと・・・と思い、レジ脇に並ぶ
「6」と「0」の数字キャンドルを添えたら、ケーキそのものより ずっと
嬉しかったようで、今でも 後生大事に飾ってあるのだ。
帰省中の妹が誤って掃除機で吸ってしまい、キャンドルのスタンド部分が
なくなってしまったときには、その場では気にしないそぶりを見せていたが
妹が東京に帰った直後、母に命じて探させていた。
そんなこともあって妹には“今年もプレゼントはロウソクでいいんじゃない?”
なんて笑われていたが、さすがにロウソクだけというのは・・・ どうしよう。
思案しているとき、誕生日を前にして父が新聞に掲載された。
もちろん、悪いことをしたとか、そういうことではない。
父の仕事ぶりを新聞社の記者が何度か取材に来ていたそうだ。
これまでの半生を振り返り、現在の仕事の状況、将来の夢について語る父が
紙面1ページのうちの3分の2ぐらいの大きさで掲載されていた。
父が取材を受けるのは初めてのことではない。
しかし、『夢』について明確に語っているのは初めてで、62歳になる父が
未だ夢を語るということに、正直 驚きを覚えた。
私が学生の頃は、「生きていくためには、とにかく勉強」が口癖で、成績表を
見せるたび叱られていた。
「この成績では、○○大学は難しいんじゃないか?しっかり勉強しなさい」と
強く言われ、涙したことも1度や2度ではない。
第1志望、第2志望の大学の受験に失敗したときも、「どこの大学に入っても
勉強をしっかりしていれば間違いないんだから」と励まされ、父は現実主義で
夢なんか語る人ではないのだと思ったこともあった。
私が夢を叶えるために証券会社を辞めたときにも、「食べていくためには、
その道の第一人者になれるように日々勉強しなさい」と言われた。
温かい人柄の中に見せる父の現実的な厳しさは、私にとって理解しがたい
部分も多かった。 2つの側面は矛盾しているようにも見えた。
でも、今回の記事を読んで、それが少しだけ解りそうな気がした。
現実になり得ない“夢”なんて持たない、という覚悟。
“夢”を“夢”のままで終わらせないための現実主義。
読書好きな父に、図書カードを贈った。
そして、もうひとつ。

普段は絶対に こういう本は手に取らない父への、娘からのメッセージ。
いくつになっても夢を持ち続けて、叶えようとしているお父さんって
かなりかっこいい。
私も、自分の夢を叶えるために頑張るから。
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《 八文字屋 》 5階
1歳から100歳の夢 1995円
日本ドリームプロジェクト
2007年01月24日
【 書籍類 一気買い -八文字屋書店- 】
両親が結婚したての頃は、二人は まだ東京に住んでいた。
若い二人の生活は、父が働いて母が家事をして・・・という、
当時としては ごく当たり前のスタイルだったけれど、決して
豊かなわけではなく、田無(現在の東京都西東京市)のアパートで
つましく営まれていたという。
ところが、読書好きの父は、毎月発行される夏目漱石全集の
配本を予約したり、膨大な本を購入していた。
(ほかにも配本予約をしている全集はたくさんあった。)
母はそれを横目で見て、書籍代に消えてゆく生活費に、腹立たしく
なることも多かったとか。
書籍は、同じ内容であっても、単行本と文庫本では、値段も
大きさも全く違う。全集として揃えると、装丁も美しいけれど
かなりの値段になる。母は、お金も無いし、狭いアパートで
本を置く場所もろくに無いのだから、「漱石なんて文庫で読めば
いいのに」と感じていたのだと思う。
蔵書が多すぎて置けなくなり、今となってはかなり貴重なそれらの
全集(初版も多い)を始め、多くの書籍は、田舎にある母の実家で
眠っている。
当時のことを笑いながら話す母の傍で、父はそれを黙って聞いている。
何だかんだ言いつつ、読書好きの父が本を買うのを母が止めさせたことは
ない。 今も、膨大な量の読書をする父は、目は悪くなったが、
当時のまま。好奇心の旺盛な、文字の大好きな、そして蘊蓄を語ると
少々面倒な ままなのだ。
私が子どもの頃、「どうしてそんなに本を読むの?」と訊いたことが
あった。
「もし、ここが火事になったら、お金も、テレビも、何もかもが
燃えて無くなってしまう。 泥棒が入ったら、お金も、通帳も、持って
行かれてしまう。 でも、知識や教養や、感性は、誰からも盗まれる
ことはない、かけがえのない財産なんだよ。」
父の言葉遣いは、幼い私に対しても、大人に対しても同じだった。
いかにも‘ことば’に敏感な父らしい。
世の多くの大人達が、子どもにするような、赤ちゃん言葉であやすような
ことは しなかった。きちんと整理して、論理立てて話すことが多かった。
私は、そんな父の言葉の意味はわからないことがずいぶんあったけれど、
わかろうとして考えたり想像したりして、なんとか父の言おうとすることを
理解する努力はしていたつもりだ。
そして、30年ちかく経った今、父の話を思い出すと、父の言いたかった
ことや、私に伝えたかったことがわかるようになった。
父は、小説だけでなく、評論のようなものや、歴史についての考察、
絵画や写真など、仕事以外のジャンルの本を今も多く読んでいる。
ただ、マンガだけは読まない。
父の血を引いて、私も読書が好きだが、マンガもずいぶん読んでいる。
マンガもひとつの文化を形づくっていると思うから。
給料日を迎えると、ついつい、書店に足が向く。
さまざまなジャンルの書籍類を一気に買い、重くなった荷物に苦笑しながら
帰路に就く。 それは、幸せな重みだ。
偏った知識だけでなく、ひとつの意見に固執するのでもなく、いろいろな
ことに興味をもちたいと思う。そして、それを満足させてくれる書物に
感謝しなければと思う。
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《八文字屋書店》 5階

『社説対決・五番勝負』 中央公論新社
諏訪哲二+森永卓郎+戸一成+長山靖生+桜井裕子
740円+税
‘教育再生’‘ホリエモンと村上ファンド’
‘北朝鮮と安全保障’‘靖国と歴史認識’、
‘ジェンダーフリー’について、新聞各紙の
社説を読み比べるというもの。

『幸福な食卓』 講談社
瀬尾まいこ
1400円+税
映画化されて話題になっている。作者は、中学校講師を
数年間勤め、現在は京都府内の中学校教員として勤務。
描かれる十代の生徒がみずみずしくリアル。

『李陵・山月記』 新潮文庫
中島敦
362円+税
高校の国語の教科書にも掲載されている『山月記』を
また読みたくて購入。実際に自分が働くようになると、
周りから認められたいという気持ちも芽生えてくるもので
より李徴を身近に感じられるようになった。
十代の頃は、読んだつもりでも読めていなかった気がする。

『えこよみ』 ブロンズ新社
植田真・絵 加藤久人・文
1500円+税
二十四節気や七十二候がわかりやすく描かれた絵本。
ああ、日本の感覚って素敵、と感じる。

『おうちで楽しむ日本の歳時記』 技術評論社
広田千悦子
1480円+税
美しい写真、愛らしい絵、わかりやすい文章で日本の
歳時記について解説してある。
中はカレンダーのようなページもあり、日本の美しい
慣習を生活に活かしやすい。

『MOON BOOK 2007』 ヴィレッジブックス
岡本翔子
1200円+税
潮の満ち引きは、月の引力。
科学的根拠はないが、女性の身体のリズムも月と関係があると
いう説もある。
東京で大学病院の産婦人科に勤める妹が「満月の日は、分娩が
多い。それから新月の日も。」と言っていたのを思い出し、月に
興味が湧いた。ちょっとしたスケジュール帳になっている。












