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セルバのブログ: よるみちセルバ

2008年7月 | 2008年8月アーカイブ | 2008年9月

2008年08月31日

【 32歳の誕生日 -TIME&TIDE-】

 
今日で8月も終わり。
2008年の3分の2が終わってしまった。
SELVAでは、エスカレーターに乗って ふと
壁を見ると『今月は休まず営業します』の文字。
1月1日まで、SELVAは ずっとお休みナシ
なのは、とてもありがたい。
 
 
8月20日、SELVAのお休みの日は 私の32歳の
誕生日だった。
ハッピーバースデイの歌を歌ってくれるような彼氏も
なく、普通に働いた普通の1日で せいぜい職場の仲間が
「プレゼント!」とか言いながら、頂き物のお菓子を
回してきたり 使いかけの(!)消しゴムをくれたりした
くらいだったけど。
 
 
 
でも、その週末。
ゴハンを食べに行こう、と誘われて 職場の仲良し
5人で裁判所近くのイタリアンのお店に行ったら、
それは なんとサプライズのバースデイパーティーだった。
 
 
私は マナーモードにした携帯電話の振動が他の人に
伝わるのが申し訳なくて嫌で、デスクの上には必ず
タオルハンカチを畳んで敷いて携帯電話を置いていて、
その隣にはコースターを敷いてスタバの2008年版
SAKURAタンブラーを置いている。
 
これは私なりの、仕事をしやすい配置なのだけれど、
誰にも話したことは ないのに、皆は それに気づいて
いたようで、「おめでとう!」の声とともに 可愛く
ラッピングされたタオルハンカチとコースターと
タンブラーのセットをくれた。私の大好きなピンク色で
統一してあるそれは、いかにも私の好みそのもので、
とても感動した。

「私の好み、なんで知ってるのー!?」と思わず叫ぶと
まだあるんだよ、と差し出してくれたのはピンクの薔薇と
かすみ草の花束。
 
birthdayrose.jpg 
 
今の職場に異動してから4ヶ月しか
経たないのに、こんなにも
良くしてくれる仲間に恵まれたことに
深く感謝した。
驚きと喜びが強すぎて涙も出ないし、
ありがとうの言葉もしばらくは声に
ならなかった。
働くっていうことは‘傍を楽にすること’
なんて言うけれど 私は皆に こんなに
嬉しい気持ちを貰っているんだと
身体の芯まで 感動が染み込んだ。私は初めて行ったレストランだったのだ
けれど、オーナーシェフからも小さな花束を頂いて、23時に閉店した後も
しばらく貸切にして頂いて、楽しい夜は あっという間に過ぎていった。
 
 
さんざんスパークリングワインを飲んだというのに
二日酔いなんて全くなく 爽やかな朝を迎えた。
「こんなに嬉しい気持ち、どうやって お礼をしよう・・・」
と呟いた時、じゃぁ 次は1月に また このレストランで
バースデイパーティーをしよう、だから余計な気は遣わないで
って言われたのだけれど、そんなことじゃ 私の気持ちは
収まらない。さっそくSELVAに向かった。
 
harapecoaomushimemo.jpg 
さんざん悩んだのだけれど、お礼のプチプレゼントは、
「はらぺこあおむし」のメモ帳に、決定。
乾杯の時に「貪欲に上を目指して働く よるみちには
いつも学ばせてもらってる」と言ってもらったことを
受けてのセレクト。
私は あおむしみたいに、ほんのちょっとずつしか
前に進めないけど 皆から貰う元気が いつも お腹と気持ちを
いっぱいに満たしてくれているんだよ、という気持ちを込めて。
 
 
 
週明け。
デジカメで撮った写真を現像して、お手紙と一緒に この
プチプレゼントを 皆のデスクに置いてまわった。
出勤してきた皆が、こんなに可愛いメモ帳、いったい どこで
売ってるの?と訊いてきたけれど、内緒。
職場の いろんな人のデスクに‘○○さんからtelあり’とか
‘××の書類 不備でした’とか‘今日のランチは食堂ね’
っていう はらぺこあおむしのメモが置いてあるのを見ると
楽しかった夜を思い出して くすっと笑っちゃいたくなる。
彼氏との甘いバースデイも良いけど、あんなふうに過ごすのも
全然 悪くないと思っている。
 
もちろん、素敵な彼氏は募集継続中だけどね。 
 
 
 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

《 TIME&TIDE 》 4階
 
はらぺこあおむし のメモパッド   399円
 
こんなに小さく安いものなのに、店員さんが
嫌な顔ひとつせずに可愛くラッピングしてくれました。
 
 
 
 

2008年08月18日

【 ためして あたしンち -八文字屋-】

 

短いお盆休み。 
8月14日から8月16日まで、実家に泊まった。
 
実家の すぐ近くにアパートを借りているから、
夜は自分のアパートに帰るのがほとんどで、この
5年間のうち、実家に泊まったのは ごくわずか、
片手で数えて足りるくらい。
ひとり暮らしを始めてからは、「せっかくの夏休みを
大好きな彼氏と過ごしたい!」と思っていたから、
実家に帰ったりお墓参りに行ったりしても、
アパートに帰って彼氏を待つことばかり考えていた。
  
今年は、一緒に過ごす彼氏なんて いないから、
ただひたすら、実家で両親と妹と過ごした。
 
妹は、ここ数年 特定の恋人は いなかったのだけれど
帰省する数週間前に知り合った彼と つきあい始めた。
「一般的な、ラブラブのカップルとは 違うの。」
なんて言っていたけれど、ひっきりなしにメールを
受信している携帯電話が、2人の関係を物語る。
 
 
お墓参りをしたり、郊外の ちょっとお洒落な
ログハウス風のレストランに連れて行ってもらったり、
蓮のたくさん浮かんだ沼を舟で渡ったり、父にパソコンの
使い方を教えたりという ありふれた日常や、好物ばかりが
並ぶ食卓を うんと満喫して、17日の夜に、私はアパートに
帰ってきた。
 
 
部屋を片付けないまま実家に帰ってしまったので、
乱雑な部屋を眺めて途方に暮れながら、買っておいた
漫画本をパラパラと捲った。
けらえいこ氏の『あたしンち』は、読売新聞の日曜版に
掲載されている漫画で、父 ・ 母 ・ 長女の「みかん」 ・
長男の「ユズヒコ」の4人家族について、主に描かれている。
登場人物の「母」が、うちの母に そっくりだとか、
主人公の弟の「ユズ」が笑えるとか、主人公「みかん」の
要領の悪さが私に似ているとか、毎週日曜日、実家に
いる頃は 母と よく笑ったものだ。
父は、“漫画なんて、くだらない”と苦々しい顔で
私たちを見ていたっけ。
 
 
atashinchi.jpg 
 
 
この『ためして あたしンち』には、これまでの作品の
中から選りすぐりのものが載っている。
爆笑、とまでは いかないが、ちょっとくすっと笑える
作品ばかり。
ひとりでベッドに寝転びながら にやにやして読んでいた。
 
 
でも、「No.19」のお話は ちょっと違った。
高校生の「みかん」は友達と過ごす、父は仕事、ということで
クリスマスを家で過ごすのは母と「ユズ」だけ。
「ユズ」は、虚しく感じるから派手なクリスマスは嫌だと
言うのだが、夕飯の買い物に出かけた母は、賑やかな
商店街を歩いているうちに、家族皆でワイワイ過ごした
クリスマスが脳裏をよぎり、つい派手な いつものクリスマスと
同じように準備してしまったというお話。
 
母は子供たちが幼かった頃のクリスマスを振り返りながら
家族皆が揃わなくなり、派手なクリスマスの必要はないと
言われた今年のクリスマスを思い、「それだけ子供たちが
大きくなったってことかな」と呟く。

思わず泣いてしまった。
もしかしたら、今までのお盆も クリスマスも、うちの
両親は同じように感じていたのだろうか。
大人になって、すこしずつ親離れをする過程で、私は一度も、
両親のほうを振り返ることなく歩いてきてしまったのか。
 
 
“親離れ”は、あたりまえのことなのだろうけれど、
もうすこしゆっくり離れてきても良かったかなと思う。
 
今度は、もうすこし頻繁に 両親の元に帰ろうかな。
 
 
  
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
 
《 八文字屋 》 5階 
 
ためして あたしンち  399円
 
 

2008年08月04日

【 朝顔の手拭い -八文字屋-】

和服の柄は、古典柄が好きだ。
 
最近では 薔薇や百合なんかの柄の浴衣が多く出回っていて
もう それは定番化しているけれど、和モノといったら、
私は やはり昔ながらの柄に惹かれる。
好き嫌いに理由なんか ないので、それを説明するのは
難しいことなのだが。
 
asagao.jpg 

手拭いも、ついつい古い感じの柄ばかり手に取ってしまう。
色も、柄も、渋~い感じの この朝顔柄の手拭いは、ちょっと
昔の、たとえば まだエアコンなんて無くて、扇風機でさえも
贅沢な時代の夏を思わせる風情があって、素敵。

蝉の声、風鈴の音色、陽炎でゆらぐ景色、皆で囲む食卓に素麺。
ふと庭を見ると、萎んだ朝顔。
 
確かに、夏の鬱陶しさを満喫していた時代が ほんのすこし
以前には ここにあったのだ。今は、もう 記録の中にしか
見つけることのできない夏の景色を、掌に取り出して眺める
きっかけが、古典柄には、ある気がする。
 
 
 
職場では、『COOL BIZ』の水色のステッカーが
堂々と貼られているのに 冷房の効きが良すぎるようで、
今夏は 頭痛や肩こりのほかに 手足の冷えに悩まされている。
せめて自宅では、と、冷房を弱めに設定するのだが 冷たい
空気は下に溜まってしまうから、足は冷たくなってゆくのに
上半身は汗で べたべたする。
いっそのことエアコンは停めて窓を全開に、と思って
試してみたら 足の冷えは何とか治まっても、暑くて何を
する気にもならない。
 
 
この手拭いは、暑さ対策のために買った。
ケーキなんかを買うと お店で貰える保冷剤を包んで、首の
後ろあたりを冷やすと、いくぶん 暑さが和らぐ。
(ネッククーラーのお手製版、という感じ。)
冷房の電源をOFFにして、窓を全開にしても、それほど
苦痛に感じない。
保冷剤は直に当てると冷たすぎて痛いし、フェイスタオルでは
布地が厚い分 冷たさを感じにくいし、顎の下あたりで結ぼうと
しても、ちょっと ごわごわして結びづらい。
その点 日本手拭いは、ちょうどよく首のあたりが ひんやり
するし、布地が薄い分 顎の下で結んで固定しやすい。
保冷剤のせいで 手拭いが濡れてしまっても、日本手拭いの
布地の特性上 乾きやすいから蒸れにくいし。
 
 
首に手拭いを結びつけているさまは さすがにオフィシャルな
場面では どうかと思うので、職場では 控えるけれど、
この ひんやり感、かなり病みつきになる。
機会があったら、どうぞ おためしください。
 
ちなみに私、日本手拭いは この夏 4本 買いました~
(この保冷剤式ネッククーラーのために!)  
 
 
 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
 
《 八文字屋 》 5階
 
朝顔柄の手拭い    840円
かまわぬ 
※ 濃い色は 濡れると色移りしやすいので 薄い色の
  お洋服を着ているときは ご注意ください!
 

 
 


2008年08月03日

【 黒パテントのハイヒール -MMK-】

 
7月末に大きな仕事が一つ片付いた。
その日の夜は、職場全体が‘打ち上げやろうぜ!’という雰囲気に
包まれたけれど私は丁重にお断りした。
どうしようもなく疲れきっていたし、その夜は はやく一人に
なりたかったのだ。
毎晩 24時過ぎまで仕事をする私たちを横目に、いろいろと言い訳を
しながら帰っていって大仕事の前々日あたりになって「俺、進捗状況
イマイチなんだけど・・・」と 焦り始める人や、自分のやるべき事を
放置して他のメンバーにやらせているくせに ボスの見ているところで
バタバタ動き回り いかにも自分が中心になって忙しく働いているんだ
という演出をする人や、仕事全体の流れを掴もうとせずに 現場をさんざん
引っ掻き廻すだけ引っ掻き廻してくれる人や・・・ 
とにかく、そういう人たちから解放されて のんびりしたかった。
その時の私は 打ち上げの店を予約しようと盛り上がっている人たちを
醒めた目で、見つめていた。 
  
最後の後片付けを終えて、デスク周りの資料をファイリングしていたら
携帯電話にメールが届いた。
 
『 今夜、ジャズのライブがあるので一緒に行きませんか。
  20時開演なので、19時には出発しましょう。』
 
送信者は、隣の隣のデスクの 私より6歳若い同僚。
職場の打ち上げには参加せず、別行動ということである。
彼女とは、毎晩 警備会社から連絡が来る直前の、最後の最後まで
一緒に頑張ってきた仲だ。
打ち上げのことで盛り上がっている連中を醒めた目で見ている人間が
ここにもいるのだということと、 行きませんか、と質問の形式を取って
いるけれどNOと言わせない文面に、思わず、笑ってしまった。

 
返信しようと携帯電話を右手に持ち直したら、隣の席の先輩が、
「行かないとは言わせないわよ。私たち ずいぶん頑張ってきたんだから
良い音楽を聴いて、癒やされるだけの権利は あるはず。」と、にやり。
 
 
私は子どもの頃から高校三年まで クラシックピアノを習っていて、
クラシックのコンサートには幾度も行ったことがあるが、ジャズは初めて。
CDなどでも聴いたことがなかったから、何が どのようになればジャズ
という音楽になるのか、ということも全く知らないまま、気づいたら
ビールを片手に狭い会場にいた。
ヴァイオリン・ピアノ・ベース・ドラムのカルテットはエネルギッシュで、
自由な雰囲気の中に クールな情熱(変な表現だが)を秘めた演奏が、
がちがちに固くなっていた私の気持ちをほぐしてくれたように思う。
ビールに ほとんど口をつけることなく、ライブは終わり、それでも
頭の中のどこかが痺れたように酔っていた。
 
 
近くのお好み焼き屋に入ったときは23時直前だったけれど心地よい興奮が
全身に行き渡っていて、疲労なんて もう全く感じていなかった。
    
「今日のジャズ、悪くなかったけれど ずいぶんとクラシック寄りだったのね」
先輩が ぼそっと呟く。
道理で、クラシック畑で育った私でも聞きやすかったわけだ。
その後しばらく、先輩と同僚の音楽談義が続く。
ビール数杯とお好み焼きを黙々とたいらげて、はぁ、と満足の溜息をついて
私は訊いた。「アンコールのタンゴは、何ていう曲?よく聞く曲だけれど。」
 
 
アストル・ピアソラの『 Libertango 』は、タンゴを知らない素人が
タンゴといったら思い浮かべるんじゃないかというくらいの、よく
聞く曲だった。私でさえ聞いたことがあるくらいだから、きっと有名な
曲なんだろう。
それがアンコールで演奏されたとき、私は思わず 自分の履いてきた靴を
見つめた。
あまりに苦しい毎日で、つい ずる休みをしたときにSALEで買った靴。
VII XII XXX の、黒パテントのハイヒール。
艶やかな黒のパテント、甲浅でシンプルなラウンドトゥ。
靴底は真っ赤で、ちらっとだけ見えるのが まるでルブタンみたい。
秋になったら履こうと思って買ったのだけれど、その日の大仕事を思うと
その靴のデザインのパワーに頼りたくなって、出がけに玄関先で思いついて
履き換えたのだ。その日の大仕事は、絶対に失敗したくなかった。この靴の
もつ攻撃的な雰囲気は、今日の私にぴったりだと思った。
その靴を履くために、服も着替えたほどだ。
タンゴの旋律は、ヴァイオリンの曲線的な音によって 私の全身に
染みわたる。  私にとってタンゴのイメージを色で表すと、赤と黒。
真っ赤な、背中の大きく開いたドレスの女と、黒い細身のシャツの男が
足を絡ませて踊るのをテレビで観て以来のイメージ。
女は より女らしく、男は より男らしく 踊るのだが、女は 決して か弱く
男に守られるような雰囲気では なく、女も力強く、あくまでも男と対等に、
時には挑発的に踊るところが、私がタンゴに惹かれる理由。
 
 
アンコールの演奏が終わって、拍手喝采のなか もう一度見ると、朝は
攻撃的に見えた靴が、とても官能的で女性らしい雰囲気に思えた。
いや、きっと この靴はそういう二つの特性を兼ね備えているのだ。
 
 
あれから私は、『 Libertango 』を毎日 聴いている。
仕事 仕事で、ついつい攻撃的な空気を纏ってしまいがちな自分を反省しつつ。
 
 
 
 
 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
 
《 MMK 》 3階
 
piazzola.JPG 
 
 
 
 
 
VII XII XXX (vivier)の靴 10500円
               *SALE
 
 

2008年08月02日

【 ごあいさつ 】

 
前回の記事では、多くの皆様からのメッセージを頂戴し
ほんとうに有り難うございました。
おかげさまで、抱えていた仕事は全て片付き、7月の
最後の2日間は のんびり過ごしました。
8月に入って、また忙しくなりつつありますが、あの
怒濤の1ヶ月を過ごしたという免疫で、その忙しさも
何とか こなしつつあります。
頻繁に更新するのがblogの本来の在るべき姿なのに
それができなくって、関係各位には 多大なるご迷惑を
おかけしました。
以上、取り急ぎ お礼・お詫びと ご挨拶まで。

よるみち
 

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