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2008年03月12日:“本”のこと

【 しあわせの言の葉 -八文字屋-】

 
先日、宮城県岩出山高等学校の歌集を見せて頂く機会があった。
「よるみちさん、こういうの好きでしょう?」と 知人が 同校から頂いて
持ってきてくれたのだ。
  
ピンクのような赤紫のような色の無地の表紙に、『岩高短歌』と
銘打ってあったように記憶している。
先日 卒業した3年生を含む 全校生徒と教職員が、1年間かけて
詠んだ短歌がびっしり載っていた。
きちんと製本され、載っている短歌の秀逸さもあって、そのまま
書店で販売しても構わないくらいのクォリティの高さ。
4月から 毎月「お題」を決めて 全校生徒が詠んだ短歌は
きっと膨大な数だったろうと予想され、それを一首 一首 丁寧に
根気強く指導された先生方の熱意や愛情を思うと 頭が下がる。
しかし それ以上に、高校生のもつ みずみずしい感性には、
嫉妬さえ覚えてしまったほどで、時間がない時だったので
斜め読みしようと思ったのに、一首 一首、ひとこと ひとことが
心地よい刺激をくれて、涙が溢れそうになった。。
その みずみずしい感性は、彼らが今まさに いきいきと生きて
いるからこそ なのだろう。
  
  
いきいきと生きている人の発する言葉は、短歌に限らず 人の胸に
しっかりと刻み込まれ、その胸で しっかりと生きて 作用するのだと
私は思う。
  
  
時間の上にわれわれはすべて平等    住井すゑ
  
  
  
shiawasenokotonoha.jpg
『しあわせの言の葉』で、著者 山下景子氏は 多くの先人の名言を挙げている。
  
そう、時間という概念のなか、私たちは皆 平等で、みずみずしい感性をもつ
高校生と、仕事や生き方に悩む31歳の私は、今 ここで同じ時代、同じ1日、
同じ1時間、同じ1分、同じ1秒を
生きている。
その感じ方や 生かし方は心の持ちようによって異なるわけで、私と同じ年齢であっても もっと年齢が上であっても
きっと 高校生のようにみずみずしい
感性を持っていきいきと生きている人はいるのだ。
 
  
春、植物が芽吹き 動物も目を覚ます季節が やって来た。
 
もういちど、自分の毎日を振り返って、4月からの毎日が
いきいきと生きる新年度でありたいと思う。
そして その準備を丁寧に しっかりと行いたいと思う。
  
  
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
  
《 八文字屋 》5階
  
しあわせの言の葉     1260円
山下景子・著
  
  

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