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2006年10月10日:モノのこと
【アラジンの魔法瓶 -MILK TEA HOUSE-】

お互いの仕事の都合で なかなか会えなかった恋人と
やっと休日を過ごせた。
三連休最終日の午後、ぴかぴかに磨いた車を駆って
彼は やってきたのだが、二人の翌日の仕事を思うと
遠出はできなかった。
不注意で割ってしまった お気に入りの魔法瓶を買い
換えるために、MILK TEA HOUSEへ。
アラジンの魔法瓶は、お馴染みの赤いチェック柄。
中がガラス製だから、飲み物のニオイが残らないけれど
ほんのすこしの衝撃で簡単に割れてしまう。
でも私の実家では、長い間これを水筒として使っていた。
運動会や、お弁当を持って家族で出かけるときには
必ず傍らにあった赤いチェック柄。
今みたいに、コンビニでペットボトル飲料を人数分
買ったり、飲み残しを平気で捨ててしまうなんてこと、
当時は考えもしなかった。
魔法瓶を傾けて、コポコポというやわらかい音をたてて
コップに注ぎ、分け合って飲んだものだ。
家族のあたたかさや、何度も洗って使い続けるという
モノを大切にする心 ・・・アラジンの魔法瓶が象徴するのは
そういうことなのでは、ないだろうか。
今の時代は、丈夫であることや安いことなど、生活に
関わるものは簡便であることが望まれる。
卓上ポットも、魔法瓶タイプより電気ポットのほうが
店頭には多く並んでいるように思える。
確かに生活する上で、簡便なことや時間短縮は重要なことの
ひとつだけれど ほんとうに、それだけが重要なのだろうか?
アラジンの魔法瓶の あたたかいチェック柄が、今年の冬も
私を温めてくれる。外は きっと北風がぴゅうぴゅうと唸る
だろうけれど、温かいお茶は、きっと、心の芯までぬくもりを
届けてくれるはず。
店員さんが「壊れやすいので気をつけてくださいね」と
微笑んだ。
壊れないようにと包んでくれて、中味より はるかに
大きくなってしまった紙袋を、恋人が黙って持ってくれる。
もう、気持ちはあたたかくなっていた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
《MILK TEA HOUSE》 4F
アラジン魔法瓶 0.95㍑ 1890円
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
紙袋の模様(スタンプ?)がすごくかわいかったので、おまけ。

値札も店員さんの手書き。かわいらしい文字!

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