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2007年04月05日:季節
【 野点願望 -LUPICIA- 】
仙台でもそろそろ桜が開花しても良い頃である。
確か先月の中旬頃には「仙台での開花予想は4月4日」なんて
言われていたのに、ここへきてぐっと気温が下がり、今日は
しまいかけていた冬素材のジャケットを羽織った。
とは いうものの、風は冷たいけれど陽射しは春、である。
桜見の準備でも。
高校生の頃から憧れているのが、桜の下での野点(のだて)。
野点というのは、いわばアウトドアお点前。
気候の良いときに、自然を愛でながらお茶を楽しむのである。
高2の古典の授業で、先生が雑談の中、ふと外をながめながら
「こんなに穏やかな日には、野点でも楽しみたいものですね」と
独特の甲高い声で話されたのが印象的で、茶道の心得も無いのに
ひたすら憧れること十余年。
新年度が始まって新鮮な気持ちのまま 桜前線のニュースを見て
いたら、「よし!今年こそ!」という気持ちになった。
仙台市中心部の茶道専門のお茶屋さんあたりで野点セットを
買おうと思っていたが、レモンティーの試飲につられて入った
LUPICIAでも“野点用”として茶筅や茶杓などを販売していた。
茶道専門のお茶屋さんというと、やはり心得のない者にとっては
敷居が高いけれど、いつも来ているLUPICIAなら、鯱張らずに
何でも相談できそうな感じ。


茶杓やら茶筅やらの傍には『抹茶のおいしい点て方』なんていう
リーフレットが飾ってある。
写真付きでわかりやすく説明されていて、これを見ながら家で
すこし練習して、桜の下で野点、とすればうまくできそう。
店員さんに、そのリーフレットも欲しいということを伝えると
しばらくその辺りを探していたが、無いようだった。
それならば、帰りに初心者向けの茶道の本でも買えばいいかな
と思っていたら、店員さんは「コピーで申し訳ないのですが」と
リーフレットをカラーコピーして一緒に包んでくれたのである。
お手数をおかけしてすみません、と頭を下げると、恥ずかしそうに
微笑んで「分量とか、気になりますものね」と。

その、営業スマイルになりきれていない笑顔が、うっすら紅色の
桜の蕾を思わせる。
仙台の桜の開花宣言がよりいっそう待ち遠しい午後である。
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《 LUPICIA 》 1階
野点用 茶筅 2100円
野点用 茶杓 380円
岡部 青羽根(抹茶) 800円
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今は “ニルギリ紅茶”が美味しいですよ、と
店員さんが勧めてくれたのはニルギリの
レモンティー。
私が試飲したものはガムシロップが入って
いました。砂糖やガムシロップの入ったお茶は
苦手なのですが、すっきりした後味で、たいへん
飲みやすく美味しかったです。
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