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コラム

ひな人形はなぜ最近「うさぎ化」しているのか?

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 来月3日は桃の節句。そして5月には子どもの日ということで、街中やショッピングセンターでも、ひな人形の姿や五月飾りが見られるようになってきました。

 セルバの中を歩いていると、ひな人形の特設コーナーに出会いました。そこで目を引いたのが、「うさぎ」の多さ。お店の特設コーナーでは、「人形」と「うさぎ」のお雛様の数が同じくらい多かったのです。ひな人形はいつから、なぜ「うさぎ化」するようになったのか?そんなお話をきっかけにして、店員さんにひな人形や五月飾りの最新のトレンドを聞きました。

「うさぎ化」が止まらない!

 お話を聞いたのは、セルバ4階「織部」店員の加藤久美さん。昭和生まれの記者には馴染みのない光景ですが、「うさぎ」のお雛様は一体いつからこんなに多くなったのでしょうか?

 「ここ4~5年くらいでしょうか。若いお母さんを中心に人気が出ています」。以前から、吊るし雛には用いられることが多かったという、うさぎの人形。お雛様にしても愛らしいその見た目から、この5年ほどで若いお母さんや小さな女の子に人気が出てきたようです。

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 さらに、うさぎのひな人形には特別な意味もあるといいます。

 「うさぎは『飛躍する』ことの象徴でもあり、うさぎのひな人形は『邪気をはらう』という意味も込められています」。お子さんがすくすくと育つ姿を重ね合わせるのに、ぴったりの動物だったということかもしれません。

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 近年のねこブームからか、店頭には「ねこ」のお雛様も。「招き猫のイメージが強いのか、まだそれほど人気は高くありませんが、うさぎもここ5年ほどで人気を伸ばしてきたように、これから人気が出る可能性がありますね」

トレンドは「小型」

 お店の特設コーナーには段のないひな人形飾りが多く、陶器やちりめん風など多種多様の小さなお人形がずらり。トレンドはやはり、小型のものだといいます。

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 「マンション住まいの方も多く、また小さいお子様のいる家庭では人形を触ってしまうことも多いため、安全な小型のものが好まれるようになってきています。六段などの立派なひな人形があるけれど、玄関やお手洗いなどにもう一つ置きたい、という用途で買われる方も多いです」

 お店にはおばあちゃん、お母さん、お子さんの3人で選びに来て、古風なものか?今時のものか?など、好みが分かれて長時間悩まれる方も多いそう。微笑ましい光景が目に浮かびます。

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こいのぼりも室内で飾る時代

 店頭には、早くも5月の端午の節句(こどもの日)に向けたお飾りも並んでいます。こちらもひな人形と同様、「小型の飾りが好まれるようになっている」といいます。

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 外で悠々と風になびくイメージが強い「こいのぼり」も、近年は室内で飾る用途のものが多く登場してきているようです。室内に吊るすタイプの鯉のぼりや、「置物」になった鯉のぼりなど、ユニークな飾りが目白押しで、お部屋の季節感を一気に高めてくれそうです。

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 時代とともに飾り方やその形は変化していきますが、子どもの成長を願って飾る人の気持ちは、今も昔も変わらないもの。「織部」店員の加藤さんは「ぜひ、お子様の成長を願って大切に飾っていただけたら」と笑顔で話してくれました。

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